#借りるときに知っておきたい 予算を決める目安の立て方
● 借りるときに知っておきたい 予算を決める目安の立て方
《 まえがき 》
賃料は毎月継続的に払っていくものですから
無理なく払い続けられる金額で
計画することが大切です。
また、賃料以外にも必要となる費用がありますから
考慮に入れておきましょう。
こんにちわ、シンリヤンこと 佐藤です。
※ 「 3つのポイントに 分けて要点整理 」
ポイント1 確実な収入をベースに考える
ポイント2 目安は手取り月収の3分の1以下
ポイント3 これ以外の支出を確認する
【 ポイント1 】 確実な収入をベースに考える
予算を考える際・・・
大事なことは確実な収入を
ベースに設定するということです。
会社員の場合
残業代や賞与などの収入もあるでしょう。
しかし、それらの臨時的な収入は
変動する可能性がありますので
確実な収入をベースに希望の賃料を検討しましょう。
【 ポイント2 】 目安は手取り月収の3分の1以下
毎月無理なく支払える賃料の目安は
民間の賃貸住宅を借りる場合には
手取り月収の3分の1以下といわれています。
例えば手取り月収が18万円の人であれば
その3分の1である6万円が目安というわけです。
ただし、月収の額によって
3分の1の重みが違うため
あくまで目安として考えましょう。
【 ポイント3 】 これ以外の支出を確認する
住まいを借りるための支出は
賃料だけではありません。
物件によっては管理費(共益費)
駐車場代などが必要な場合もあります。
予算を決める際には、これらも含めて考えるようにしましょう。
《 管理費(共益費)》
管理費(共益費)は
建物全体を維持管理するために
入居者が負担する費用です。
名称は物件や地域などによって異なりますが
賃料以外に毎月支払う費用のなかでも
代表的なものです。
● 建物の共用部分に当たる玄関や
共用廊下の光熱費や清掃費用
エレベーター等各種設備の維持
点検費などに充てられます。
一般的に設備が充実している物件ほど
管理費(共益費)も高く
設定されていることが多くなっています。
ただし、管理費(共益費)が
あらかじめ賃料に含まれている物件もあります。
《 予算の目安(イメージ) 》
【 駐車場代・駐輪場代 】
駐車場や駐輪場の利用料の有無は
物件によって異なります。
※ (無料で利用できる物件もあります。)
また、物件に駐車場や駐輪場がない場合には
近隣で別途借りる必要がありますので
これらの費用についても事前に確認しておきましょう。
なお、駐車場の契約時には
初期費用として敷金などが
必要になることもありますので、あわせて確認しましょう。
《 その他 》
上記以外にも、物件によっては
自治会費の支払いを求められるなど
個別に費用が必要になることがあり
事前の確認が大切です。
自治会費の支払いを求められるなど
個別に費用が必要になることがあり
事前の確認が大切です。
● 契約時に必要な初期費用
住まいを借りる契約をする際には
賃料の数ヶ月分というまとまった
初期費用が必要になりますので
事前に確認しておきましょう。
※ ポイントは 2ッつあり
それぞれに、解説します。
ポイント1 初期費用の意味を知る
ポイント2 初期費用を整理する
【 ポイント1 】 初期費用の意味を知る
契約時の初期費用には
様々なものがあります。
それぞれ支払う目的が異なりますので
その意味を十分に理解しておきましょう。
また、物件選びに際しては
賃料だけではなく
初期費用も含めて総合的に
判断するようにしましょう。
● 礼金→貸主に支払う
礼金とは
貸主に住まいを貸してもらう謝意を
表すものとして支払う費用です。
一般的に賃料の1ヶ月分、2ヶ月分の
場合が多いですが
礼金を授受しないこともあります。
礼金は、正式に賃貸借契約を
する際に支払うもので
退去する際に返還されません。
礼金の取り扱いは
地域の取引慣習のほか
周辺の市場動向によっても
変わる可能性があります。
(例えば、市況が悪化している場合は
礼金の設定が下がる可能性があります。)
● 敷金など→貸主に預ける
敷金とは・・・
新規契約の際
賃料や補修費用等の
支払いを担保する目的で
貸主が借主から預かるものです。
一般的に賃料の1ヶ月分
2ヶ月分などという例が多くなっており
賃料の滞納や、借主に原因のある損傷や
破損などの補修費用がなければ
基本的には退去時に全額返還されます。
ただし、地域の取引慣習によっては
敷金の一部を返還しないことを契約条件としていることもあります。
(このような取り扱いは、一般的に
「敷引(しきびき)」とか「敷金の償却」といわれています。)
● 前家賃→貸主に支払う
一般的に、賃料は翌月分を前払いします
(ただし、後払いの場合もあります)。
そのため、契約時には、次回の賃料支払日まで
日割り計算した賃料を支払うことが
一般的となっており、これを前家賃といいます。
ただし、次回賃料支払日までの
日数が少ない場合には
その翌月の賃料も合わせて
支払うこともありますので
事前に確認しておく必要があります。
● 仲介手数料→不動産会社に支払う
住まい探しに当たって
不動産会社に仲介を依頼した場合
貸主との契約時に月額賃料の0.5ヶ月分
+消費税の範囲内で仲介手数料が
必要となります。なお、この0.5ヶ月分というのは
宅建業法上の原則であって
借主の承諾を得れば・・・
最大で月額賃料の1ヶ月分+消費税まで認められており
実際には1ヶ月分+消費税のほうが多いようです。
● 損害保険料→保険会社に支払う
入居中に借主の責任によって起きた
火災や水漏れなどの損害を
貸主や損害を与えた他の入居者などに
補償するために加入するものです。
一般的に、借主の保険加入が契約条件と
なっていることが多くなっています。
保険の種類によって補償される範囲
補償額などの補償内容は異なりますが
契約条件に合う補償内容であれば
どの保険会社の保険に加入するかは
借主が選択できることが多いようです。
● 保証料→家賃保証会社に支払う
借主に連帯保証人がいない場合に
連帯保証の代行を家賃保証会社に
依頼する際に支払います。
万一、借主に家賃滞納があった場合は
家賃保証会社が一定の範囲で
家賃を立て替えます。
● その他
上記以外にも引っ越し費用などの
諸々の費用がかかりますから
余裕をもって見積もっておくようにしましょう。
この度もここまで読んで頂き、感謝します。
ありがとうございました。
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