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温故知新・生活と文化

「  生活と文化 」


 


幼い頃、私は「明るい月」をながめて、親兄弟・先生・お友達が教えてくれた


「ウサギのもちつき」を思い描きながら、神秘な気持ちになったものである。


月は、私達の夢と空想を育ててくれた。しかし、今では「月のイメージ」は


がらりと、変わってしまっている。宇宙科学の日進月歩で、月を完全に


人類の側に引き寄せてしまった感がしているのは、私一人であろうか?


かつては「空想にしか過ぎなかった」ものが、『月旅行が可能』的になってしまった。


37万キロの彼方に存在する沈黙の世界が、私達を招いている。


薄明かりのうちに浮かぶ月表面に、白く輝く「都市」が着々と建設されてゆく姿は


想像するだけでも、「月に対する私達の夢」が無限に膨らむ思いである。


しかし、私は思う。月はやはり、私達が幼い頃に思い眺めたような


「平和な美しい世界」で、有り続けてほしいと、思うのである。


人類の「地球上の争い」が、月世界にまで持ち込まれたのでは、いたたまれない


気持ちがしてならない。